「読み聞かせ」の時間から2
読み聞かせも4回目になりました。今回は初めての上学年児童を対象としたものです。
4年生は「ごめんねともだち」(内田麟太郎著)を聞かせていただきました。「ごめんね」を言うのが苦手だけど、本当は友達思いなオオカミが主人公。その心の動きに4年生も共感したようで、頷きながら聞く姿が見られました。
5年生は「かあさんのうた」(大野允子著) を聞かせていただきました。 戦争という重いテーマのお話です。話の展開から児童は結末が予想できていたのかもしれません。それでも、読み終わったときの教室中のピンとした空気には、児童が戦争の悲惨さを懸命に考えようとする雰囲気が見て取れました。
6年生は「おおきな木」(シェル・シルヴァスタイン著) を聞かせていただきました。少年に無償の愛を与え続けた木が、年老いた彼に最後に伝えたことの意味について、聞き手の解釈はそれぞれだったと思います。最高学年らしく、一人一人が様々な考えを巡らせていたようでした。
読み聞かせは、子供の言語能力の育成や読解力の向上だけではなく、感情の理解や共感力の促進、親子のきずなの構築など、子供の発育に多くの好影響を与えるといわれています。ぜひご家庭でもお子さんと本に親しむ機会をもっていただければと思います。