「読み聞かせ」の時間から

 赤井小学校では、朝の読書の時間に、15回の「読み聞かせ」や「お話会」を設定しています。読み聞かせボランティアさんが学年に応じた図書を選定し、音読を聞かせてくださいます。本日は下学年の番です。

 1・2年生は「ともだちや」(内田麟太郎著)を聞かせていただきました。「ともだち いちじかん ひゃくえん」と宣伝していた狐でしたが、動物たちとの関わりの中でその心情に変化が見られます。本当の「友達」とは何か、児童も狐と一緒になって考えながら、没頭して聞く姿が見られました。

 3年生は「ことりをすきになった山」(アリス・マクラーレン著)です。「中学年になったので長いお話に挑戦できますか。」という問い掛けに「はい!」と元気に答えた3年生児童でしたが、大自然の中で長い年月をかけて命がつながっていく壮大な物語を、最後まで真剣に考えながら聞いていました。

 ボランティアの皆様のおかげで、今年度も児童にとって豊かな情操を育む機会をもたせていただいています。ありがとうございます。

 読み聞かせは、子供の言語能力の育成や読解力の向上だけではなく、感情の理解や共感力の促進、親子のきずなの構築など、子供の発育に多くの好影響を与えるといわれています。ぜひご家庭でもお子さんと本に親しむ機会をもっていただければと思います。

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