「読み聞かせ」の時間から3

 読み聞かせも5回目になりました。今回は上学年児童を対象としたものです。

 4年生は「モチモチの木」(斎藤隆介著)を聞かせていただきました。3年生の国語でも学習した内容でしたが、臆病な「豆太」が大好きな「じさま」のために勇気を奮い立たせる場面では、にこにこ笑顔で聞く児童の姿が印象的でした。

 5年生は「バスが来ましたよ」(由美村嬉々著) を聞かせていただきました。目が見えない男性の通勤に毎日寄り添い、バスの乗り降りを手伝う小学生の女の子。その小さな親切がまわりの子供たちにも影響を与え、何年も引き継がれ続けるお話です。「自分も助けてあげられる人になりたいと思った。」という児童の感想が聞かれました。

  6年生は「3びきのかわいいオオカミ」(ユージーン・トリビザス著)を聞かせていただきました。誰もが知っている「3匹のこぶた」の立場が逆転したお話です。にこにこ笑ったり、結末に考え込んだりと、様々な思考や感情が児童の表情に現れていました。

 読み聞かせは、子供の言語能力の育成や読解力の向上だけではなく、感情の理解や共感力の促進、親子のきずなの構築など、子供の発育に多くの好影響を与えるといわれています。ぜひご家庭でもお子さんと本に親しむ機会をもっていただければと思います。

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